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- 科名・属名 :
アリノトウグサ科 アリノトウグサ属 注.APG分類では、学名(Gonocarpus chinensis)
- 特徴 :
草丈10〜25cmの多年草。
茎はやや直立してよく分枝し、全体に粗毛が多くざらつく。
葉は対生するが上部のものは時に互生し、披針状長楕円形〜披針形、長さ1.5〜2cm。先は鋭頭、基部は円形、縁には内曲する鋭く低い鋸歯が両側に4〜5個ある。表面には圧粗毛が散生する。
花は頂生または上部の葉腋から穂状花序を出し、無柄で長さ約2mmの小形の花をつける。花弁は4個、暗紅紫色で長さ約1mm。雌花ではしばしば花弁はない。背面に粗毛がある。雌花の柱頭は4個で羽毛状。
果実は半球形、8肋があり、小さな瘤が多くてざらつき、微小な白点が密にある。
別名 ホソバアリノトウグサ
- 分布・生育地 :
沖縄 (国外:台湾、中国(南部)〜インドシナ、インド) 日当たりのいい貧栄養の原野、荒地
- 花期 : 9〜11月
- 撮影月日・場所 :
2015年10月6日 沖縄県1 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中・雄花 2019年4月2日 沖縄県2 左下・雌花 2015年11月29日 沖縄県2 右下・葉 同 上
- 撮影記 :
名前だけで詳細はよくわからなかったアリノトウグサ科の花、運良くこの花に出会える機会ができた。
自生地は雨が降ると水が溜まるような、貧栄養の原野とも荒地とも言える場所だった。
しかし、あまりにも花が小さく、かなり撮影したにもかかわらず、満足のいく花のアップは撮影できなかった。
数年後花期の時期ではない4月、今度は別の場所でこの花に出会い、何とかいい雌花の写真も写せた。
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