オオフサモ(大房藻)

Myriophyllum aquaticum


オオフサモ

  • 科名・属名 : アリノトウグサ科 フサモ属

  • 特徴 :
     草丈1mになる多年生の水生植物。逸出帰化。
     根茎は赤味を帯び、径約5mm、分枝を繰り返しながら伸び、群生する。
     葉は5〜6輪生、空中に伸びるもの(気中葉)は糸状に細裂し、長さ1.5〜5cm、緑白色となる。水中に伸びる葉(水中葉)は、繊細で長さ約6cmになる。
     花は雌雄異株、気中葉の葉腋につき、円筒状で白色、長さ約2mm。
     日本では雌株だけが帰化している。

  • 分布・生育地 :
     帰化(南アメリカ原産) 本州〜九州に帰化
     湖沼、池、河川などの浅水域

  • 花期 :  5〜6月

  • 撮影月日・場所 :
     2016年6月1日  千葉県柏市
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中・花、下・葉    同  上

  • 撮影記 :
     観賞用の水草として持ち込まれたものが大正時代に流出し、最近では本州〜沖縄の池や川、時には田んぼの浅い水中で群生しているのをよく見かける。
     都下の川でも、中部地方の池でも緑白色の群落に何度も出会っていたが、花を見ることはなかった。
     この年の6月、水生植物を撮影のため出かけた千葉県のある湖、流れ込む小さな水路にこの植物が群生し、よく見ると葉腋に小さな白い花を咲かせていた。
     雌雄異株のことであるが、日本では雌株だけが帰化しているようである。/li>
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花

葉