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 科名・属名 : バラ科 カマツカ属
 特徴 :高さ3〜7mの落葉低木〜小高木。
 幹は径10〜20cm、樹皮は暗灰色で斑紋状にシワがある。
 葉は互生し、広倒卵形〜狭倒卵形で長さ4〜12cm、幅2〜6cm。先は突出またはやや鋭尖頭、基部はくさび形、洋紙質で、縁には細かな鋭い鋸歯があり、両面殆ど無毛。
 花は枝先に散房状に頂生して10〜20個つき、白色で径10〜13mm。花弁は5個でほぼ円形。
 果実(梨果)は倒卵形〜楕円形で、長さ8〜10mm、赤〜黄赤色に熟す。
 分布・生育地 :北海道〜九州 (国外:朝鮮、中国(中南部)、台湾)
 低山地、丘陵地
 花期 :   4〜5月
 撮影月日・場所 :2015年4月29日  神奈川県川崎市
 中上 2013年4月26日    同  上
 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
 中中・花序 2015年4月29日    同  上
 中下・花 2017年5月30日  長野県北佐久郡
 下左・果実 2015年11月7日    同  上
 下右・葉 2015年4月29日    同  上
 撮影記 :現在、川崎市北部の多摩丘陵の縁に住まいし、多摩丘陵や多摩川の河川敷を散策することも多い。
 多摩川は帰化植物が殆どであるが、多摩丘陵の斜面は開発しきれないため、昔の面影を残す植物が見られる。
 この花もその一つで、丘陵の斜面から枝を伸ばし花をつけていた。
 秋には小さな紅い実を見ることもできる。
 和名のカマツカ(鎌柄)は、材が硬いことから鎌の柄に用いられたことによる。
  
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