キンロバイ(金露梅)

Porentilla fruticosa var. arbuscula


キンロバイ1

  • 科名・属名
  • : バラ科 キジムシロ属

  • 特徴

  •  高さ30〜100cmの小低木。
     枝はよく分枝し赤褐色で、古くなると紫褐色になる。
     葉は5小葉からなり、小葉は長楕円形で長さ0.5〜1.5cm。裏面と縁に汚褐色の毛がある。
     花は枝先に小数つき、黄色の5弁花で径2〜2.5cm。

  • 分布・生育地

  •  北海道〜本州(中部地方)
     高山帯の岩場

  • 花期
  • : 6〜9月

  • 撮影月日・場所

  •  1979年8月15日 山梨県北岳
     下 2005年9月3日  同 上
     下は拡大写真あり(写真をクリック)

  • 撮影記

  •  南アルプス北岳の稜線付近、1500m以上の標高差を登ってきた身体の休憩も兼ね、岩礫地のお花畑にカメラを向ける。
     多くの高山植物が目に入るなかで一際こんもりとした株のこの花、小さいながらもれっきとした木本だ。
     次から次へと花を咲かせるため、夏の終わりでも盛期に近い状態で黄色の花を見ることができた。
     中部地方以北から北海道の高山に分布しているこの花、北岳では割合目にするものの、どこの山でも見られるというわけではない。

    同じ科の仲間の花
キンロバイ2