kumaitigo

クマイチゴ（熊苺）

Rubus crataegifolius

クマイチゴ１

科名・属名　：　バラ科　キイチゴ属

特徴　：
　高さ１～３ｍの落葉小低木。
　茎や枝は赤紫色で、鉤形で扁平なの刺が多く無毛。
　葉は互生し単葉、卵形～広卵形で３～５浅・中裂し、長さ４～６ｃｍ。裂片の先は尖り、縁には不揃いの重鋸歯がある。
　花は枝先や上部の葉腋に２～６個つき、花弁は白色で径１～１．５ｃｍ。花弁は細く、花弁と花弁の間にはすき間がある。
　果実（集合果）は球形で、径約１ｃｍ、赤熟する。

分布・生育地　：
　北海道～本州　（国外：朝鮮、中国(北部）
　山地の林縁

花期　：　　５～７月

撮影月日・場所　：
　2003年5月16日　　愛媛県上浮穴郡
　中上　2015年5月26日　　山梨県南都留郡
　(上、中上は拡大写真あり、写真をクリック）
　中下・花　　　　同　　上
　下左・果実　2016年5月29日　　広島県広島市
　右上・葉、右下・刺　2015年5月26日　　山梨県南都留郡

撮影記　：
　刺は確かに強いものがあるが、見た目熊を想像させるものはない。
　図鑑によれば熊の出そうな場所に生え、熊が食べるイチゴということで和名がつけられたとの説がある。
　北海道～九州の山地に生え、花弁がやや細く花弁と花弁の間にすき間があることから、見た目はあまりぱっとしない。
　赤熟する果実は熊も食べられるということであるが、残念ながらまだ食したことはない。

茎の刺

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