メアカンキンバイ(雌阿寒金梅)Potentilla miyabei |
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草丈3〜10cmの多年草。 全体に黄褐色の伏毛がある。 葉は3出複葉で、小葉はくさび形で長さ5〜12mm。先端には3個あらい歯牙がある。 花は花茎の先に数個つき、黄色の5弁花で径1〜1.5cm。花床には長い毛が密生する。 北海道 高山の礫地 1981年7月21日 北海道大雪山 アップ 1979年7月19日 同 上 大雪山という山はいくつかのピークで構成された山塊の総称で、山上部はアイヌ語の「カムイミンタラ(神々の遊ぶ庭)」と呼ばれるお花畑の広がるなだらかな平原だ。 お花畑といってもそこは北の高山、より一層厳しい環境に耐えるべく身を小さくした植物が、短い夏を精一杯生きている。 そんな地面に張り付き淡黄色の花を見せてくれるのがこの花だ。ミヤマキンバイも同じような場所に混生しているが、この花は色も薄く、花弁に隙間があることなどの違いがあり、見比べてみるとすぐ違いがわかる。 同じ科の仲間の花 |