ミヤコイバラ(都薔薇)Rosa paniculigera |
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高さ2〜3mの落葉低木。 葉は互生し、奇数羽状複葉で7〜9個の小葉からなり、小葉は倒卵状楕円形〜長楕円形、長さ2.5〜3cm。表面は光沢がなく、頂小葉は側小葉とほぼ同じ大きさで尖り、側小葉はやや円い。縁は鋭鋸歯縁、両面と無毛で、裏面は白色を帯びる。托葉は葉柄と合着し、腺鋸歯縁。 花は枝先に円錐花序となって多数つき、花弁は白色で5個、径2〜3cm、花柱には毛が多い。花序には腺毛のあるものとないものがある。 果実はやや扁球形で、径6〜7mm、赤熟する。 花弁が赤みを帯びるものがあり、 ウスアカミヤコイバラ(f. rosiflora)(左の一番下の写真)という。 本州(愛知、新潟県以西)、四国(北部)、九州(北部)(中央構造線以北) 丘陵地、低山地 2013年6月9日 福井県敦賀市 中・花、下左・托葉 同 上 左一番下・ウスアカミヤコイバラ 同 上 下右・葉 同 上 ある花を探して北陸路へと出かけた。過去にも2度ほど探したが、鹿の食害や道路の改修で見当たらなかった。 今回の場所も見つけることができずガッカリしたが、遠くまで出かけて収穫0はないだろうと、木の花などを撮影しながら山道を歩いた。 道端にノイバラの花が満開で、確か日本海側にはこの花があったと思い、同定できるようにといろいろな部分を撮影した。 少しピンク色を帯びたウスアカノイバラ(左の一番下の写真)と思われる花も咲いていた。 帰って図鑑などをチェックし、托葉や花序、葉などから本種と判断したがやや不安が残る。 同じ科の仲間の花 |
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