ミヤマダイコンソウ(深山大根草)

Geum calthifolium var. nipponicum


ミヤマダイコンソウ1

  • 科名・属名
  • : バラ科 ダイコンソウ属

  • 特徴

  •  草丈10〜30cmの多年草。
     全体に黄褐色の剛毛が密生する。
     根出葉は羽状複葉で、頂小葉は大きく腎心形で、径5〜12cm。側小葉はごく小さい。茎葉は葉柄がなく、茎を抱く。
     花は10〜30cmの花茎の先に数個つき、黄色の5弁花で、径2〜2.5cm。萼片の間に副萼片がある。

  • 分布・生育地

  •  北海道〜本州(近畿地方以北)、四国(石鎚山)
     高山の岩礫地、草地

  • 花期
  • : 7〜8月

  • 撮影月日・場所

  •  2005年7月24日 長野県八ケ岳
     下 2005年6月25日 秋田県駒ケ岳

  • 撮影記

  •  ダイコンソウの仲間は、どちらかいえば地味な脇役といった花であるが、さすがに高山に生えるこの花は存在感がある。
     丸くて大きい葉や大きな黄色の花、雪の残る山をバックに写しこめば、立派な高山植物の写真だ。
     そんな写真を載せたかったが、背景のいい場所の花は貧弱だったり、角度に問題あったりで見送らざるをえなかった。

    同じ科の仲間の花
ミヤマダイコンソウ2