オオバライチゴ(大薔薇苺)

Rubus croceacanthus


オオバライチゴ

  • 科名・属名 : バラ科 キイチゴ属

  • 特徴 :
     高さ1〜1.5mの落葉小低木。
     茎や枝には刺と腺毛がある。
     葉は3〜7小葉からなる奇数羽状複葉で、小葉は広披針形で、長さ2蚊らcm。葉は薄く、縁には欠刻状の鋸歯がある。
     花は枝先や上部の葉腋に1〜3個つき、径2.5〜cm、花弁は白色で平開する。萼や花柄には腺毛が多い。
     果実は球形で、径約1cm、赤熟する。
     別名 リュウキュウバライチゴ

  • 分布・生育地 :
     本州(関東地方南部以西)〜沖縄 (国外:朝鮮(南部)、台湾)
     林縁

  • 花期 :  3〜4月(沖縄では冬も)

  • 撮影月日・場所 :
     2006年2月4日  沖縄県国頭郡
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中・花 1994年12月24日  鹿児島県奄美大島
     下左・果実 2015年3月26日  沖縄県国頭群
     下右・葉 2014年1月22日  沖縄県名護市

  • 撮影記 :
     図鑑を見ると、オオバライチゴ(別名リュウキュウバライチゴ)と記されていることが多いが、自分的にはリュウキュウバライチゴだ。
     始めは本州の花がほとんどなくなる冬、奄美大島や沖縄を訪れることが多かったが、必ず出迎えてくれるのが、径3cmもあろうかという大きなこの花だ。
     林道際などでよく見かけることが多いが、始めは感動したこの花も、今ではすっかり雑草(木)扱いになってしまった。

  • 葉

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花

果実