サビバナナカマド(錆葉七竈)

Sorbus commixta var. rufoferruginea


サビバナナカマド1


  • 科名・属名 : バラ科 ナナカマド属

  • 特徴 :
     高さ6〜10mの落葉高木。
     ナナカマドの変種で、小葉の裏面、花序や萼筒に錆色の軟毛がやや密生することが異なる。
     そのほか一般的にナナカマドに比べると、花や小葉がやや小型で、数が多い。
     それ以外は母種と変わらず。

  • 分布・生育地 :
     本州(東北地方南部〜近畿地方) (国外:日本固有)
     山地〜亜高山帯

  • 花期 : 5〜7月

  • 撮影月日・場所 :
    上・全体1 2025年6月19日  栃木県奥日光
    中1・全体2〜中5・花柄    同  上
    (上、中1は拡大写真あり、写真をクリック)
    中6・果実(刮ハ)1 2025年9月16日    同  上
    (中5、中6は拡大写真あり、写真をクリック)
    左下・果実2    同  上
    右上・小葉 2025年6月19日    同  上
    右中・葉(裏)、右下・幹    同  上

  • 撮影記 :
    奥日光にこの花があると知り、少し早めかなと思いつつも訪れてみた。
     林縁のあちこちにナナカマド花が咲いていて、葉裏を見ると茶褐色の軟毛が生えていて本種と確認できた。
     秋に訪れると、赤く熟した実を一杯つけていた。
     ナナカマドの変種で、写真のように小葉の裏面や花序、萼筒に錆色の軟毛が多いというのが特徴である。
     ナナカマドの分布域は北海道〜九州と広いが、この花は東北〜近畿地方と分布域は限られているようだ。

  • 小葉

    葉(裏)

    幹

    同じ科の仲間の花
サビバナナカマド2

花序

花

萼

花柄"

果実(刮ハ)1

果実2