- 科名・属名
: バラ科 シモツケソウ属
- 特徴
: 草丈30〜100cmの多年草。葉は互生し、頂小葉は円形で幅5〜10cm、掌状に5〜7深裂する。縁には鋸歯と欠刻がある。側小葉は多数あり、卵形〜披針形で長さ3〜30mm。
花は紅色で径4〜5mm。花弁は卵円形。そう果は扁平な長楕円形で、両縁に毛がない。
- 分布・生育地
: 本州(関東地方以西)〜九州 山地の草原
- 花期
: 6〜8月
- 撮影場所・月日
: 1987年8月9日 滋賀県伊吹山 右 2005年7月9日 神奈川県箱根 2枚とも拡大写真あり(写真をクリック)
- 撮影記
:
関東地方以西の山では珍しい花ではないが、これまで出会った中では伊吹山の大群落が素晴らしい。写真のように一面ピンクの絨毯だ。
この山は頂上近くまでドライブウェイが通じ、苦労もせずにお花畑を満喫することができる。自分の足で登り詰め、やっとたどりつくお花畑の感動こそ本物という気がしないでもないが、お年寄りや身体の不自由な方でも簡単に素晴らしさの味わえるこんな場所も必要かもしれない。
混雑を避けたい方は、登山道という方法もある。いろいろな花に慰められながら一歩一歩登る山も楽しい。ただし、登り詰めた頂上付近の大混雑は覚悟しておかねばならないが。
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