タテヤマキンバイ(立山金梅)

Sibbaldia procumbens


タテヤマキンバイ

  • 科名・属名
  • : バラ科 タテヤマキンバイ属

  • 特徴

  •  高さ5cm程度の小低木。
     茎はやや匍匐する。
     葉は3小葉からなり、小葉はくさび形で灰緑色、長さ1〜1.5cm。先は切形で3〜5個の鋸歯がある。両面に粗い毛がある。
     花は茎の先に数個つき、黄色の5弁花で、花弁は長さ1〜1.5mm。萼片より短い。

  • 分布・生育地

  •  本州(中部)、北海道  高山の砂礫地

  • 花期
  • : 7〜8月

  • 撮影月日・場所

  •  2003年8月2日 長野県木曽駒ケ岳
     下 1985年8月2日 長野県白馬岳

  • 撮影記

  •  立山の名が付くように高山植物の一つである。ただ、高山植物といっても、花が小さく花弁も細くて目立たないので、気をつけていないと見逃してしまうような花だ。
     なかなかこの花に出会えなかったが、白馬岳の雪田際の礫地でこの花を見つけたときは、見栄えのしない花にもかかわらず大喜びした。
     これまで出会った場所から考えると、高山帯の砂礫地でもやや湿り気のあるような場所に生えているようだ。

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花