ヤマブキ(山吹)

Kerria japonica


ヤマブキ

  • 科名・属名
  • : バラ科 ヤマブキ属

  • 特徴

  •  高さ1〜2mの落葉小低木。
     幹は多数叢生し、初めは緑色であるが後に木質化して茶褐色になり、3〜4年で枯れる。
     葉は互生し、卵形〜倒卵形で長さ3〜10cm、幅2〜4cm。先は鋭尖頭か長鋭尖頭で基部は円形かやや心形。質は薄く、縁は重鋸歯があり、葉脈は裏面にへこむ。葉柄は長さ5〜15mm。
     花は短い側枝に頂生して1個つき、黄色で径3〜5cm。花弁は5個、広楕円形〜楕円形で大きさは多少の大小があり、長さ1.5〜2cm、幅1〜1.8cm。
     果実(痩果)は広楕円形〜円形で、長さ4〜4.5mm、茶褐色に熟す。

  • 分布・生育地

  •  北海道(南部)〜九州
     低山地、丘陵の川沿いや湿った所

  • 花期
  • : 4〜5月

  • 撮影月日・場所

  •  0981年4月26日  栃木県日光
     中・花 2013年4月15日  東京都高尾山
     下・葉    同  上

  • 撮影記

  •  春、まだ芽生えたばかりの新緑の谷川沿いの道を歩くと、この花によく出会う。
     また、庭や公園などにも植えられていて、鮮黄色の花が春の喜びを一層感じさせてくれる。
     山道を歩いていて素晴らしい群落に何度も出会っていたのだが、庭に植えられている花という意識があったため、何となくカメラを向ける気がしなかったこともあり、群落の写真が未撮影になっていた。
     間違いなく自生は普通にあるので、次年度は群落の写真も付け加えたい。

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花

葉