ヒダカミセバヤ(日高みせばや)

Hylotelephium cauticola


ヒダカミセバヤ

  • 科名・属名

  •  ベンケイソウ科 ムラサキベンケイソウ属

  • 特徴

  •  草丈10〜15cmの多年草。
     茎はよく分枝し、斜上するか垂れ下がる。基部は木質化する。
     葉は対生し、卵円形〜楕円形で長さ1〜2.5cm、幅0.8〜1.8cm。青白色で少数の波状鋸歯がある。
     花は茎頂に球形で散房状につき、花は直径約1cm、花弁は濃紅色で5個。

  • 分布・生育地

  •  北海道(日高、十勝) 岩上

  • 花期
  • : 8〜9月

  • 撮影月日・場所

  •  1991年9月23日 北海道日高
     アップ 1990年9月24日  同 上
     上は拡大写真あり(写真をクリック)

  • 撮影記

  •  短い夏があっという間に過ぎ、寂しさを感じさせる秋の日高路。そんな海岸の岩肌を真紅に染めてこの花が咲く。
     この時期、日高の山を訪れてもヒダカトリカブトくらいで花は少ない。
     それでも、この花が見られるだけでも出かける価値がある。
     ミセバヤの仲間でも一番ではないかと思うほど見事な花だ。それ故、採取されることも多いらしく、年々見られる場所が少なくなってきているのは残念だ。

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花アップ