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 - 科名・属名 : ベンケイソウ科 マンネングサ属
  注.APG分類では、学名(S. japonicum subsp. japonicum var. japonicum)  
 - 特徴 :
  草丈10〜15cmの多年草。 
 茎は地上を這い、普通赤みを帯び、多数分枝し、上部で斜上〜直立する。 
 葉はややまばらに互生、円柱状で長さ5〜15mm、幅2〜3mm。円頭で多肉質、深緑色で下部のものは紅色を帯びることが多い。 
 花は茎頂に3出集散状に多数の花を互生にやや密につけ、上向きに咲く。花弁は5個、濃黄色、離生するか基部でわずかに合着し、狭披針形〜菱状狭披針形で鋭頭、長さ4〜6mm、花時には平開する。萼片は離生し、緑色で稀に紅色を帯び、広線形〜線状披針形、長さ2.5〜3.5mm、花時には斜上する。雄しべは花弁の2倍数あり、花弁より少し短い。裂開前の葯は濃黄色〜橙黄色。雌しべは長さ3〜4mm。子房は5個。 
 果実(袋果)は長さ約4mm、真上からは星形に見える(子房が熟すと各心皮の腹側が著しく膨れて平開するため)。種子は長さ約0.8mm、全体に微突起がある。。  
 - 分布・生育地 :
  本州〜九州 (国外:日本固有)  山地から海岸の岩や石垣上  
 - 花期 :   5〜6月
  
 - 撮影月日・場所 :
  上・全体1 1993年6月26日  新潟県西蒲原郡  中・全体2 1985年5月26日  新潟県佐渡ヶ島  (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)  左下・花    同  上  右下・葉 1993年6月26日  新潟県西蒲原郡  
 - 撮影記 :
 
 図鑑などで見る典型的な本種の写真に比べるとややイメージが異なるが、新潟県の海岸近くの岩上で見ているので、多分本種と思う。 
 そんなに珍しい花でもないのに、マンネングサの仲間は同定が難しく、また帰化種も何種かあることで、やや敬遠してきたきらいがあり、納得できる写真になっていない。  
 
  
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