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- 科名・属名 :
ベンケイソウ科 ムラサキベンケイソウ属 注.APG分類では、学名(Hylotelephium verticillatum var. verticillatum)
- 特徴 :
草丈20〜80cmの多年草。
茎は直立(まれに斜上)する。
葉は3個輪生し(まれに4〜5輪生、小さな株では対生)、楕円形〜広披針形で長さ3〜10cm、幅1.5〜3cm。先はやや鋭頭、縁にはまばらな鋸歯があり、裏面は白緑色。
花序は複散房状で大きく、花弁は淡黄緑色、広披針形で長さ約4mm。裂開前の葯は淡黄色時に暗褐色。子房の基部は次第に細まる。
- 分布・生育地 :
北海道〜九州 (国外:朝鮮、中国、シベリア東部、カムチャッカ) 山地の岩場や川原
- 花期 : 8〜9月
- 撮影月日・場所 :
1996年10月5日 神奈川県三浦半島 中 2015年10月14日 大分県豊後高田市 (上、中は拡大写真あり、写真をクリック) 下左・花、下右・葉 同 上
- 撮影記 :
葉が3輪生であることから和名がつけられているが、2〜5枚までいろいろである。
立ち上がるものが普通で割合によく見かける種類であるが、写真のように岩から垂れ下がっている姿が、いかにもベンケイソウ科の花という気がして好きだ。
神奈川県では、遠く離れた三浦半島にポツンと分布していて、見かけたときは逸出かと思った。
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