ヤハズマンネングサ(矢筈万年草)

Sedum tosaense


ヤハズマンネングサ

  • 科名・属名

  •  ベンケイソウ科 マンネングサ属

  • 特徴

  •  草丈10〜20cmの多年草。
     ロゼットを作り越冬し、春にロゼットの中心から花茎や枝を出す。
     枝は基部が地上を這い、上方で斜上する。
     葉は互生し、上部のものはさじ形〜線形さじ形で長さ1〜3cm。先端が小さくへこむ特徴がある。
     花は茎頂につき集散花序になる。花弁は5個で濃黄色、長さ5mm程度で平開する。

  • 分布・生育地

  •  四国(高知県) 石灰岩地の岩上

  • 花期
  • : 3〜5月

  • 撮影月日・場所

  •  2004年4月17日 高知県
     上は拡大写真あり(写真をクリック)
     アップ  同 上

  • 撮影記

  •  高知県の石灰岩地の岩上だけに見られ、タカネマンネングサに似ているが、下のアップでわかるように、葉の先が小さくくぼむのが特徴である。
     ある本から得た情報で、高知県に探しに出かけた。
     造林地を抜けると「山に囲まれた小さな盆地・・・「隠れ里」のような雰囲気」という記述通りの風景が広がり、道路脇の石灰岩の岩上にこの花が満開だった。
     1時間近く撮影していたが、通りがかる人一人いない静かな時間だった。

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花・葉アップ