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- 科名・属名 :
ベンケイソウ科 イワレンゲ属 注.APG分類では、特に学名はつけられていない。
- 特徴 :
高さ3〜5cmの多年草。
葉はロゼット状につき、多肉質で披針形、長さ約1cm。先は鋭頭で緑色〜体緑白色、時に紅色を帯びる。
花は3〜5cmの花茎に密につき、花弁は白色、披針形で鋭尖頭、長さ5〜6mm。葯は赤紫色。
- 分布・生育地 :
不明(ツメレンゲと同様なら本州(関東以西)〜九州、国外:朝鮮、中国(東北部)) 山地の乾いた岩場
- 花期 : 10〜11月
- 撮影月日・場所 :
2015年11月3日 佐賀県伊万里市 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中・花、下・葉 同 上
- 撮影記 :
この山に生育する小さなツメレンゲ似の花、以前からヤツガシラと称されているので、園芸種の八頭の学名(f.polycephalusを)使ったが、園芸種の八頭の記述とは少し形態が異なることから、同じものかどうかはよくわからない。APG分類では学名は当てられていない。
花期的には少し遅いと思われる11月初め、以前株を見た山の岩場を訪れると、株は点々と生えていたが、花は予想通りほとんど終わり、わずかな残花があるだけだった。
ツメレンゲに比べると花そのものはよく似ているが、はるかに花茎は短く、大きいものはない。
早くどういう位置づけになるのかはっきりさせてもらいたいものだ。
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