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- 科名・属名 : ブドウ科 ノブドウ属
注.APG分類では、学名(Ampelopsis heterophylla)
- 特徴 :
つる性の落葉木本。
茎はつる性で巻きひげがあり、若枝には粗い毛がある。
葉は卵形で、長さ6〜12cm、3〜5裂し、基部は心形で、先は尖り、縁には粗い鋸歯がある。裏面脈上には粗い毛がある。
花は集散花序になり小さい花を多数つけ、柄は長さ1.5〜3.4cm、粗い毛がある。花は帯黄緑色。
果実(液果)は球形で、径6〜8mm、淡紫色や藍色に熟す。
葉の切れ込みが深いものがあり、
●キレハノブドウ(f. citrulloides)(左下の写真)という。
- 分布・生育地 :
北海道〜沖縄 (国外:朝鮮、中国) 山野の道端、林縁
- 花期 : 6〜8月
- 撮影月日・場所 :
上・全体 2017年8月3日 神奈川県川崎市 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中上・花 2016年7月9日 同 上 中下・果実1 2007年9月22日 神奈川県秦野市 (中下は詳細写真あり、写真をクリック) 左下・果実2 2022年10月27日 静岡県伊豆市 右下・キレハ 2023年6月27日 神奈川県川崎市 (左下は拡大写真あり、写真をクリック) 右上・葉 2022年10月27日 静岡県伊豆市 右下・茎 2016年7月9日 神奈川県川崎市
- 撮影記 :
秋の山野でよく果実は見るものの、それほど注意してこなかったせいか花をまともに撮影していなかった。
梅雨の一服で久し振りに青空が顔をのぞかせる夏の1日、近くの多摩丘陵を歩くと林縁にこの花が咲き初めているのを見つけた。
夏は暑さで敬遠していたせいか、何度も通っているのにこんなすぐ近くにある花に気づかなかった。灯台下暗しとはこのことだ。
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