オモロカズラ(おもろ葛)

Tetrastigma liukiuense


オモロカズラ1

  • 科名・属名 : ブドウ科 ミツバビンボウカズラ属

  • 特徴 :
     つる性の低木。
     蔓は細く、枝分かれしない巻ひげがあり、匍匐または上に伸び、全体無毛。
     葉は3小葉からなり、葉柄は長さ2〜3cm。頂小葉の葉身は卵状長楕円形〜長楕円形、長さ5〜7cm、幅2〜2.5cm。鋭尖頭で基部は鈍形、縁に小型で低い鈍鋸歯が疎らに。小葉柄は長さ5〜8mm。側小葉は頂小葉より小さく、葉身は斜卵形で基部の外側は円く、長さ約4.5cm、幅約1.8cm。鋭頭〜鋭尖頭。小葉柄は長さ3〜5mm。質は薄く光沢があり、両面無毛で、裏面はやや白みを帯びる。托葉は卵形〜披針形、鋭頭〜鈍頭。
     花は葉腋につき、散房形の集散花序で径約3cm、長さ1.5〜2cmの柄がある。小花柄は長さ約4mm、先へ向かって次第に太くなる。花は多数つき、花弁は4個、帯緑白色、卵形で尖り、花時には反り返り、長さ約1.8mm。先は僧房状で、背面の先端近くに反曲した細い顕著な角がある。雄しべは4個、花糸は細く、花時に反り返る。花柱は直立し、長さ0.5〜0.8mm、先は4つに分かれる。
     果実(液果)は球形、径約3mm、橙色(?)に熟す。

  • 分布・生育地 :
     九州(屋久島以南)、沖縄 (国外:台湾?)
     低地〜山地の林縁、岩場

  • 花期 :   6月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 2020年6月15日  沖縄県国頭郡
     中・全体2、以下全て    同  上
     (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)

  • 撮影記 :
     以前の沖縄の植物の本や図鑑では、「ミツバビンボウカズラ」として記載されていた植物であるが、最近の図鑑では属は同じであるものの、花序や花の形質が異なるとされ、この和名がつけられている。
     沖縄島の北部、林縁でこの植物を見たのはずいぶん前だが、花は無く、その後何度か訪れれたもののいつも花はついておらずあきらめていた。
     6月に沖縄島北部を訪れた際、近くまで来たのでついでにと立ち寄って見ると、運良く花がついていて大喜びした。
     初めて花に出会ったが、花は小さく緑白色で人目を惹く花ではなかった。
     帰って調べると、花がつきづらいようで十分な調べができず、果実についてもはっきりした記述は見当たらなかった。

  • 葉

    同じ科の仲間の花
オモロカズラ2

花