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- 科名・属名 : ブドウ科 ヤブカラシ属
- 特徴 :
つる性の多年草。
茎には稜角があり、幼枝に粒状の突起毛がある。
葉は互生し、鳥足状の5小葉からなり、頂小葉は狭卵形で長さ4〜8cm。先は尖り、縁には波状の鋸歯がある。表面は深緑色で側脈は6〜8対あり、表面では窪み、裏面では隆起する。側小葉は頂小葉より小さい。葉柄は長さ1〜3cm。
花は扁平な集散花序となり、径約5mm。花弁は4個、淡緑色、卵状三角形で平開し、先端は僧帽状。背面と花序には粒状の突起網がある。雄しべは4個、黄赤色の花盤は後に淡紅色になる。花弁と雄しべは午後には落ちる。
果実(液果)は球形で黒熟する。
別名 ヤブガラシ
- 分布・生育地 :
北海道(西南部)〜沖縄 (国外:朝鮮、中国、東南アジア〜インド) 畑、藪、荒地
- 花期 : 6〜8月
- 撮影月日・場所 :
上・全体 2007年6月23日 東京都日野市 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中・花 2007年8月12日 東京都高尾山 左下・果実(未熟) 2020年10月29日 東京都八王子市 右下・葉 2017年9月13日 同 上
- 撮影記 :
藪や荒地に蔓をのばして広がり、通勤途上の道端でもよく見かける。
花は小さく目を引くものではないが、よく見ると淡緑色の花弁と黄赤色の花盤は結構可愛い花だ。
ただ花弁や雄しべは午後には落ち、淡紅色になった花盤だけの花になっていることが多い。
中の花の写真でも、完全花の上や下に淡紅色に変わった花盤だけの花が見える。
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