ドクダミ(どく草)

Houttuynia cordata


ドクダミ

  • 科名・属名
  • : ドクダミ科 ドクダミ属

  • 特徴

  •  草丈30〜50cmの多年草。
     地下茎は細長く、全体に臭気がある。
     葉は互生し、卵形〜心形で、長さ3〜6cm。暗緑色で先は尖る。
     花は茎の上部から1〜3cmの花穂を出し、小さな花を多数つける。
     4個ある白い花弁のように見えるのは総苞片である。
     民間薬としてよく利用される。
     総苞片が緑色になるものがあり、
     ミドリドクダミ( f. viridis)という。

  • 分布・生育地

  •  本州〜沖縄  平地の日陰

  • 花期
  • : 6〜8月

  • 撮影月日・場所

  •  2006年6月6日 東京都日野市
     中・花   同 上
     下・斑入 2008年7月21日 埼玉県飯能市

  • 撮影記

  •  梅雨時、家の周りで群生するこの花をよく目にする。
     全体に独特の臭気があり、生える場所も日陰のため、何となく敬遠される花であるが、薬草として用いられている。
     しかしよく見ると、花弁のように見える白い総苞片と黄色を帯びた花序は、シンプルできれいな花である。
     ある時、埼玉県の山道際で、一番下の写真のように、白い総苞片が先祖返りして一部緑色になった花を見つけた。
     ミドリドクダミ( f. viridis ちょうどニリンソウの中に稀に見られるミドリニリンソウのような感じだった。

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花

斑入り