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- 科名・属名 : ヒメハギ科 ヒナノカンザシ属
注.APG分類では、学名(S. ciliata)
- 特徴 :
草丈5〜25cmの1年草。
茎は細く、直立して時に分枝し、4本の隆起条がある。
葉は互生し、基部のものは狭長楕円形〜狭卵形、長さ3〜8mm、幅1〜2.5mm。先は凸頭、上縁に少数の刺毛があり、ほとんど柄がない。葉の上部のものは披針形。
花は長さ4〜10cmの穂状花序になり、1〜2mm程度の花柄のない小さな花がまばらにつく。
花冠は長さ2〜2.5mm、花弁は3個、基部は白色で先は紅紫色。萼片は5個で側片の2個はやや大きい。
果実(刮ハ)は扁平で腎形、径約2mm、縁に小刺毛がある。種子は2個、卵形〜楕円形で黒色。
- 分布・生育地 :
本州〜九州 (国外:朝鮮半島(南部)、台湾、中国、東南アジア〜インド、スリランカ、ニューギニア、オーストラリア) 日当たりのいい湿地
- 花期 : 8〜9月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2005年8月23日 千葉県成東湿原 中上・全体2 2016年9月21日 宮崎県児湯郡 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花序 2005年8月23日 千葉県成東湿原 左下・花 2016年9月21日 宮崎県児湯郡 右下・葉 2005年8月23日 千葉県成東湿原
- 撮影記 :
湿地の草むらの中に隠れるように細い茎を伸ばし、米粒を小さくしたような花を咲かせる。
真夏の湿地は、草いきれでムンムン。汗が噴き出してきてファインダーも汗でぼやける。
雑草を掻き分け、この花にピントを合わせ撮影し終えると、思いっきり水をがぶ飲みした。
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