ホソアオゲイトウ(細青鶏頭)

Amaranthus hybridus


ホソアオゲイトウ1

  • 科名・属名 : ヒユ科 ヒユ属

  • 特徴 :
     草丈1〜2mの1年草。帰化。
     茎は直立して分枝し、赤色を帯びることが多く、上部に軟毛がある。
     葉は互生、葉身は卵形〜菱状卵形、長さ4.5〜13cm、幅2〜8cm。先は尖り、くさび形、全縁。光沢の無い緑色で、若い葉には軟毛が多い。葉柄は長い。
     花は雌雄同株で、茎頂や葉腋につき、下方のものは腋生し、上部のものは茎頂に集まって狭い円錐状になる。花穂の枝は短く、斜上する。花被片は5個、緑色。苞は長さ2〜4mm、花被片よりやや長く、先は短い芒になる。
     果実(胞果)は花被片と同長かやや長く、長さ約2mm、熟すと横に裂ける。種子は径約1mm。

  • 分布・生育地 :
     帰化(熱帯アメリカ原産)(日本全土に帰化) (国外;アジア、オーストラリアにも帰化)
     道端、荒地

  • 花期 :   7〜10月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 2005年10月22日  東京都日野市
     中上・全体2 2018年9月23日  群馬県館林市
     (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中下・花序、以下全て    同  上

  • 撮影記 :
     この花の同定のため色々な帰化植物の図鑑や記述をチェックしてみると、本によってピッタリの記述もあれば首を傾げる記述もあり、正直よくわからないところがある。
     よく似たアオゲイトウとは、花被片と胞果の長や茎の毛で違うとあるので、ルーペでフィルムをよく見て本種と判断した。
     この花を撮影した多摩川の川原には多くの帰化植物が見られ、この花も秋になると川原に多数見られる。

  • 葉

    茎

    同じ科の仲間の花
ホソアオゲイトウ2

花序

果穂