ナガエツルノゲイトウ(長柄蔓野鶏)

Alternanthera philoxeroides


ナガエツルノゲイトウ

  • 科名・属名 : ヒユ科 ツルノゲイトウ属

  • 特徴 :
     草丈1m以上になる1年草。帰化。
     茎は柔らかく、中空で匍匐するか斜上し、よく分枝して節ごとに根を下ろす。節間上部に2列に毛があり、節の上では密生する。
     葉は対生し、葉身は倒卵形〜楕円形、長さ2.5〜5cm、幅0.7〜2cm。先は鋭頭〜鈍頭、基部はくさび形、全縁で縁毛がある。
     花は上部の葉腋から長さ1〜4cmの花柄を出して単生し、20個ほど集まって径1.2〜1.6cmの球形となる。花被片は5個、白色で卵状長楕円形、長さ5.8〜6.5mm。

  • 分布・生育地 :
     帰化(中央アメリカ原産) 本州(関東以西)〜沖縄 (国外:世界の熱帯〜亜熱帯に広く帰化)
     河川や水辺の湿った所

  • 花期 :   4〜10月

  • 撮影月日・場所 :
     2016年6月1日  千葉県我孫子市
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中・花序、以下全て    同  上

  • 撮影記 :
     中央アメリカ原産で本州(関東地方)〜沖縄にかけて帰化し、水辺の湿った場所に群生することは知っていた。
     関東でも千葉県の手賀沼や印旛沼などに帰化しているとの記述を読んだことがあったが、帰化のこの花のために出かける予定はなかった。
     この年、ある希産のカヤツリグサ科の植物を撮影に出かけた手賀沼、水辺を丹念に歩いて探しているとこの花に出会った。
     まだ咲き始めのせいか、ほとんどが蕾の状態だった。

  • 葉

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花序

花