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- 科名・属名 : フトモモ科 バンジロウ属
- 特徴 :
高さ2〜8mの常緑小高木。栽培逸出。
若枝は稜があり、四角形で無毛。
葉は対生、葉身は長楕円形〜楕円形、長さ3〜12cm、幅3.5〜6cm。先は鈍頭〜鋭頭、基部は円形、全縁。質は皮質、表面は微毛があり、裏面は全面に短い軟毛があり、葉脈が突出して隆起し、目立つ。葉柄は長さ約5mm。
花は葉腋につき、径2.5〜3cm。花弁は5個、白色。雄しべは多数あり離生する。萼筒は鐘形、萼裂片は5個。
果実(液果)は球形、卵形、倒卵形でm長さ3〜8cm。帯黄色に熟し、芳香があり、果肉は淡紅色〜やや白色。種子はゴマ粒大で多数ある。
別名 グァバ
- 分布・生育地 :
栽培逸出(メキシコ原産)(南西諸島、小笠原などで逸出帰化) (国外:世界の熱帯〜亜熱帯で広く逸出帰化) 道端、荒地
- 花期 : 4〜5月
- 撮影月日・場所 :
上・全体 2007年4月27日 沖縄県石垣島 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中・花1 同 上 左下・花2 2019年5月13日 同 上 右上・葉(表)、右下・葉(裏) 同 上
- 撮影記 :
石垣島を訪れると、必ずと言っていいほど立ち寄る海岸近くの草地、海を見ながら昼食というパターンだ。
食後の腹ごなしに草地を歩き回ると、開発を免れているせいか面白い植物が見られ、ここで初めて出あった植物も多いい。
この花もその一つ。人家や農地からかけ離れた場所に咲いていただけに自生種かと思ったが、帰って調べると栽培種の逸出らしい。
バンジロウというと聞き慣れないが、英名のグアバと聞くと果実のイメージがあり、これが花かと納得した。
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