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- 科名・属名 : イラクサ科 ミズ属
- 特徴 :
草丈2〜15cmの1年草。
茎は下部で分枝し、淡緑色で柔らかく、下部で分枝する。
葉は対生し、葉身は卵円形で長さ3〜10mm。先はやや円く、基部はくさび形、3脈があり、縁は全縁または不明瞭な波状。表面には横に並ぶ鐘乳体があり、裏面には褐色の点がある。葉柄は葉身とほぼ同長。
花は雌雄同株で、葉腋に雄花と雌花が混生して頭状に集まり、無柄で葉腋につく。花は淡緑色でごく小さく、雄花被片、雄しべは4個、雌花被片は2個、広披針形で1個が大きい。
果実(痩果)は広卵形のレンズ形、長さ約0.5mm。
- 分布・生育地 :
本州(関東地方以西)〜沖縄 (国外:朝鮮、中国、マレーシア、インド、ハワイ、ガラパゴス諸島) 山地や海岸の湿った岩上、市街地の石垣
- 花期 : 3〜7月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2001年5月13日 東京都八丈島 中・全体2 2017年5月20日 鹿児島県屋久島 (上、中は拡大写真あり、写真をクリック) 左下・花、右下・葉 同 上
- 撮影記 :
やや湿った庭にびっしりとその花は広がっていた。「取ってもすぐに生えてきて困る」と八丈島のIさんはこぼしていた。
主にとっては雑草でも、hanamistにとっては初めて出会う花、小さな花に身体を低くし、膝を湿らせながら撮影した。
その後屋久島でも山の石垣に咲いているのに出会った。横からの位置で、葉が対生している様子がよくわかる。
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