ミヤコミズ(都みず)

Pilea kiotensis


ミヤコミズ

  • 科名・属名
  • : イラクサ科 ミズ属

  • 特徴

  •  草丈20〜40cmの1年草。
     葉は対生し、狭卵形〜長楕円形で長さ3〜12cm、先は尾状に尖り、7〜13対の鋸歯がある。
     花は葉腋に集散花序となり、雄花序と雌花序は別につくか、時に同じ花序に混生する。花は淡緑色で、雄花被片、雄しべは4個、雌花被片は5個。

  • 分布・生育地

  •  本州(近畿地方以西)〜九州北部
     山地のやや湿った所

  • 花期
  • : 9〜10月

  • 撮影月日・場所

  •  1994年10月16日 三重県多気郡

  • 撮影記

  •  三重県の奥深い谷、晩秋に咲く花を求めて東京から夜行バスに乗った。
     公共交通の便が悪く、現地に着いたのは11時過ぎ、2時前には帰りのバスに乗らなければならない。現地滞在時間は3時間弱、急いで花を探した。
     そこで見つけたイラクサ科の花、咲き終わって実になっていた。葉が長く、先が細長く伸びていないこと、鋸歯が6対以上あることなどから、消去法で本種と判断したが・・・。

    同じ科の仲間の花