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- 科名・属名 : イラクサ科 ムカゴイラクサ属
- 特徴 :
草丈40〜80cmの多年草。
茎や葉に刺毛があり、触ると非常に痛い。
葉は互生し、卵状楕円形で長さ5〜15cm、幅3〜6cm。先は尖り、基部は円形、縁は同形の鈍鋸歯。長い葉柄がある。葉腋にムカゴ(珠芽)がつく。
花は雌雄同株で、花は緑白色で、雌花序は上方の葉柄につき、柄がなく長さ4〜7cm、雌花の花被片は4個、2個は花後肥大し、果実(痩果)と同長となる。雄花序は下方の葉腋につき、緑白色を帯び、萼片、雄しべは5個、花柄に毛がある。
果実(痩果)は歪んだ楕円形、長さ2.5〜3mm。
- 分布・生育地 :
北海道〜九州 (国外:朝鮮、中国、東南アジア、インド(東北部)) 山地のやや湿り気のある所
- 花期 : 8〜9月
- 撮影月日・場所 :
上・全体 2005年7月31日 山梨県南アルプス市 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中上・雌花序、中下・雄花序 同 上 中中・雌花 2017年8月27日 東京都八王子市 左下・雄花 同 上 右上・葉(表) 2018年8月30日 神奈川県箱根 右中・葉(裏) 同 上 右下・ムカゴ 2006年9月23日 神奈川県横須賀市
- 撮影記 :
南アルプスのある山の登山道脇で出会ったこの花、茎頂には雌花が葉腋には雄花がきれいに咲き、わかりにくいが下の方の葉腋にはむかごまで付いていて、生態写真のモデルのような花だった。
葉腋にムカゴ(珠芽)がつくのが最大の特徴で、三浦半島で出会ったムカゴは食べられそうなくらい大きかった。
この仲間は葉や茎にある刺毛に触れると、刺すような鋭い痛みを感じる。この痛みは刺激性のある液によるもので、しばらく痛みが残って厄介だ。
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