ニオウヤブマオ(仁王藪苧麻)

Boehmeria gigantea


ニオウヤブマオ

  • 科名・属名

  •  イラクサ科 ヤブマオ(カラムシ)属

  • 特徴

  •  草丈1〜1.5mの多年草。
     葉は対生し、卵円形〜円形で長さ15〜26cm。葉は厚くて両面に毛が多く、鋸歯も上方のものは、長さ7〜15mm、幅10〜20mmと大きい。
     花は雌花が集まって葉腋に円錐花序になり、長さ10〜20cm。

  • 分布・生育地

  •  本州(山口県)、九州(屋久島〜奄美大島)
     海岸近く


  • 花期
  • : 8〜10月

  • 撮影月日・場所

  •  2006年9月2日 鹿児島県屋久島
     アップ  同 上

  • 撮影記

  •  ニオウ(仁王)の名のごとく、見るからに豪壮なヤブマオが、屋久島の海岸近くの林縁で花を咲かせていた。一目見て本種と確信した。
     本州(山口県)から九州の海岸近くに生えるヤブマオの仲間で、葉が厚くてより一層大きいのが特徴とされている。
     夏休みの屋久島は、山に登れば高山性の特産種、海岸近くには亜熱帯性の植物が見られ時間がいくらあっても足りないくらいだった。

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花アップ