ヌノマオ(布苧麻)

Pipturus arborescens


ヌノマオ1

  • 科名・属名 : イラクサ科 ヌノマオ属

  • 特徴 :
     高さ3〜5mの常緑低木。
     枝は多数枝分かれし叢生する。
     葉は互生し、卵形で7〜18cm、幅3〜6cm。先は尖り、基部は鈍形〜広いくさび形、縁には細かい鋸歯がある。表面は緑色で光沢があり、裏面は銀白色の綿毛が密生する。葉柄は長さ2〜6cm、白色の伏毛が生える。
     花は雌雄異株で、葉や葉痕の周りに小さな花が集まってつく。雄花序も雌花序も柄はなく、雌花の花被片は合着し、白い糸状の花柱が外に伸びる。
     果実(痩果)は肉質化した白い花被に包まれた集合果になり、径1.2〜1.5cm。
     別名 オオイワガネ

  • 分布・生育地 :
     沖縄(本島、八重山諸島)  林縁

  • 花期 :  12〜5月

  • 撮影月日・場所 :
     2010年3月20日  沖縄県西表島
     中 2012年9月1日    同  上
     下左・雌花序、右・果実    同  上

  • 撮影記 :
     沖縄西表島の林道脇などで見かける、何となくがさつな感じのする低木だ。
     枝に小さな花がくっつく目立たない花であるが、それでも雌花は糸状の花柱が四方に伸び、白い塊状の果実も目を引く。
     花期は冬から春のようであるが、台風被害の大きかった年は9月に花を見た。台風で葉を飛ばされた年などよく見られる現象である。

  • 果実

    同じ科の仲間の花
ヌノマオ2

雌花序