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- 科名・属名 : イラクサ科 ヤンバルツルマオ属
- 特徴 :
茎長50cm程度の多年草。
茎は細く地を這い、全体に粗毛を密生する。
葉は茎の下部は対生、上部は互生し、狭卵形〜卵状披針形で長さ5〜15mm、幅2〜4mm。全縁で縁には毛がある。
花は雌雄異花で腋性し、雄花は葉腋に1〜2個つき、花被片、雄しべは4〜5個、雌花は筒状。
- 分布・生育地 :
沖縄(与那国島) 低地
- 花期 : 3〜5月?
- 撮影月日・場所 :
2004年4月23日 沖縄県与那国島 下・花 同 上
- 撮影記 :
与那国島の岩場、全体に白い毛が密生するイラクサ科の花を見つけた。イラクサ科には毛の密生する花は少なく、茎の上部の葉が互生しているなどの特徴からすぐにわかるだろうと思った。
帰って「琉球植物誌」を見ると「オトギリマオ」に特徴は似ているものの、「葉が対生する」の記述を見て検索はストップしたままだった。
最近、「沖縄レッドデータブック改訂版」や台湾の文献を見ていたら、「葉は茎の下部では対生し上部では互生する」との記述があり、本種と判断した。自信はないが。
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