セキモンウライソウ(石門烏來麻)Procris boninensis |
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草丈50〜60cmの常緑多年草。 茎は多汁・多肉質で、無毛で稜があり、基部で木質化する。 葉は枝先に多くつき、線状披針形〜楕円状披針形で、長さ5〜15cm。縁には先端に近いほどはっきりした鋸歯があり、表面は鮮緑色、裏面は灰黄緑色。 花は葉の下部の葉腋に多数つき、淡緑色で径5〜6mm。 小笠原(母島) 石灰岩地 2011年6月28日 東京都小笠原諸島 中・花、下・葉 同 上 とても草本とは思えないような植物が、隆起石灰岩の上に群生していた。図鑑で調べていたのですぐにこの花とわかった。 上の写真の真ん中付近に見える、茎にくっついている薄い黄緑色の小さな塊が花ということだが、それにしても奇妙な花だ。 この花の属するウライソウ属の分布の主体は東南アジアからミクロネシアで、日本で知られているのはこの花だけだそうだ。 小笠原母島のごく限られた一角にのみ生育し、簡単には入れない保護地となっているので、それなりに苦労すれば出会える花だ。 同じ科の仲間の花 |
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