チョクザキミズ(杯咲きみず)

Lecanthus peduncularis


チョクザキミズ1

  • 科名・属名
  • : イラクサ科 チョクザキミズ属

  • 特徴

  •  草丈10〜70cmの1年草。
     茎は柔らかく、よく分枝して横に広がる。
     葉は卵形〜長卵形で、長さ3〜8cm、幅1〜5cm。先は尾状、縁には鋸歯がある。
     花は雌雄同株で、葉腋に3cmほどの長い柄の先に杯形の花序をつける。雄花は長い花柄があるが、雌花は葉腋につき。花後花柄がのびてチョク(杯)形になる。

  • 分布・生育地

  •  九州(中部)  水のしたたる湿った岩上

  • 花期
  • : 7〜10月

  • 撮影月日・場所

  •  2011年9月2日 大分県
     中、下・花   同 上

  • 撮影記

  •  台風のせいで時折激しい雨・風に見舞われ、とても撮影できるような状況にはなかった。
     小さな滝も水量は多く、その水しぶきがかかる岩場に目的のこの花が咲いていた。
     水に濡れた葉の間から、この花の特徴である長い花柄が伸び、その先に花を咲かせていた。
     1990年に阿蘇で初めて見つけられ、花序のつき方が杯(チョク)に似ていることから「杯咲き(チョクザキ)」の和名がつけられている。
     今日はどの花も確認だけかなと思ったが、ここは岩陰で風もなく雨の影響も受けにくく、何とか撮影できそうだ。
     雨なのか飛沫なのか降りしきる中、傘をさして撮影したが、超スローシャッターだった。

    同じ科の仲間の花
チョクザキミズ2

花