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- 科名・属名 : イラクサ科 ウワバミソウ属
注.APG分類では、学名(E. involucratum)
- 特徴 :
草丈30〜40cmの多年草。
茎は多汁で無毛、斜上するか斜面に垂れ下がり、群生することが多い。節は秋にふくらむ。
葉は互生し、長楕円形で左右不同、長さ5〜12cm。先は尾状に伸び、縁に6〜11対の鋸歯があり、両面に短毛がまばらにある。
花は葉腋につき、緑白色。春に雄花序が出て、それが脱落した後雌花序が開くが、短い茎では雌花序しかつけないことが多い。雄花序には長さ1〜2cmの柄があるが、雌花序にはない。
果実(痩果)は卵形で淡黄色、長さ約1mm。
- 分布・生育地 :
北海道〜九州 (国外:朝鮮(南部)、中国) 山地の水湿地
- 花期 : 4〜9月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2004年6月6日 長野県上伊那郡 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中上・雄花序1 2004年4月18日 高知県安芸郡 中下・雄花序2 2017年6月24日 福島県西白河郡 左下・果実 2020年7月5日 長野県木曽郡 右上・葉 2017年6月24日 福島県西白河郡 右下・葉(裏) 2020年7月5日 長野県木曽郡
- 撮影記 :
春から夏にかけて、瑞々しい黄緑色の葉を広げ、緑白色の花を葉腋につける。
ミズナともミズとも呼ばれ、東北地方などでは山菜として好まれている。
変わった和名はウワバミ(蛇)の出そうな山の湿った沢沿いに生えることからつけられている。
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