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- 科名・属名 : イラクサ科 ヤブマオ(カラムシ)属
注.APG分類では、学名(B. japonica var. longispica)
- 特徴 :
草丈1〜1.2mの多年草。
茎は直立し、葉とともに短毛が多い。
葉は対生、葉身は卵状楕円形、長さ10〜15cm、幅8〜13cm。先は尖り、基部は円形、縁には粗い鋸歯があり、上縁ほど粗くなる。やや厚みがあり、裏面には短毛が密生する。
花は普通雌花序だけで雄花をつけず、つける場合でも花粉の粘性は低い。
果実(痩果)は密接し集団となって長い穂状になる。
- 分布・生育地 :
北海道〜九州 (国外:朝鮮、中国、台湾) 山野
- 花期 : 8〜10月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2004年9月11日 和歌山県東牟婁郡 中・全体2 同 上 (上、中は拡大写真あり、写真をクリック) 左下・雌花序 2020年8月23日 神奈川県川崎市 右上・葉(表)、右下・葉(裏) 同 上
- 撮影記 :
ごくありふれた仲間であるが、葉の形や厚さ、鋸歯の数、茎や葉の毛などの違いで細かく分ける考え方もある。
「神奈川県植物誌」では、県内産だけでも10種以上に分けられている。
そこまでの注意を払って撮影してこなかったこともあり、今回、再同定をしてみたが、だんだん訳がわからなくなってしまった。
したがって、葉の形などをもとに一応区別してみたものの、まったく自信がない。
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