ヤマミズ(山みず)

Pilea japonica


ヤマミズ

  • 科名・属名
  • : イラクサ科 ミズ属

  • 特徴

  •  草丈10〜25cmの1年草。
     茎は軟弱で、やや褐色を帯びる。全草無毛。
     葉は対生し、広卵形〜卵円形で長さ4〜6cm、先は尾状で、2〜6対の鋸歯がある。
     花は雌雄同株で、雌雄花は混生し、2〜3cmの柄がある。花は淡緑色で、雄花片、雄しべは4個、雌花片は5個。

  • 分布・生育地

  •  本州(関東地方以西)〜九州
     山地の湿った林下

  • 花期
  • : 9〜10月

  • 撮影月日・場所

  •  2003年10月11日 神奈川県丹沢

  • 撮影記

  •  ミズは葉腋に花をつけるのに対し、この花は葉腋から花柄を伸ばしその先に花をつける、写真でも花柄のあることがはっきりわかる。そのほか、葉の主脈に直角に交わる筋がないなどの違いがあるとされている。(神奈川県植物誌より)
     山地の陰湿な場所にやや群生することが多く、丹沢では水が染み出るような湿った山道の真ん中に咲いていた。

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