アオガンピ(青雁皮)

Wikstroemia retusa


アオガンピ1

  • 科名・属名 : ジンチョウゲ科 アオガンピ属

  • 特徴 :
     高さ1〜3mの常緑〜半常緑の低木。
     枝はよく分枝し、1年目の若枝には短毛がある。
     葉は6〜7月に落葉し、その後新葉が出る。葉は対生し密につき、倒卵形〜長楕円形で、長さ1.5〜5cm、幅1〜3.5cm。先は鈍頭〜やや凹頭、基部はくさび形〜鈍形、縁は全縁。質は紙質で濃緑色で無毛。
     花は短い穂状花序となって茎頂に数〜20花程度つき、両性花で黄緑色。萼筒は長さ約8mm、先は4裂し、裂片の先は円く、外面に伏毛がある。花柄は長さ7〜30mm。
     果実(液果)は楕円状球形、径約4mm、赤熟する。

  • 分布・生育地 :
     沖縄 (国外:台湾、フィリピン)
     海岸の原野、岩上

  • 花期 :   7〜9月(実際はもっと長い間見られる)

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 2005年11月5日  沖縄県西表島
     中上・全体2 2005年11月8日    同  上
     (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中下・花 2017年4月9日  沖縄県石垣島
     左下・果実 2012年11月25日  沖縄県西表島
     右下・葉(表) 2019年2月6日  沖縄県那覇市
     右下・葉(裏)    同  上

  • 撮影記 :
     海岸近くの原野だけでなく、潮をかぶりそうな隆起石灰岩の上にしがみつくように生えている。
     西表島で初めてこの木を見たが、冬期で花はなく、11月に訪れた時初めて花を見た。
     枝先に咲く黄緑色の小さな花はとても可愛く、見ていてホッとする気持ちになれる花だ。
     図鑑では花期を7〜9月としているが、もっと早い時期から遅い時期まで花が見られることが多い。

  • 葉(表)

    葉(裏)

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アオガンピ2

花

果実