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- 科名・属名 : カタバミ科 カタバミ属
- 特徴 :
草丈20〜30cmの多年草。帰化。
根茎は紡錘形で先端から根が地中に伸び、地際に長卵形で長さ5〜8mmmの鱗茎を多数つける。
葉は根生するか地上を這う走出枝の先に叢生し、3小葉からなる。小葉は心臓形、長さ1〜2cm、表面は無毛で普通紫褐色の斑点があり、裏面には白色の軟毛がある。葉柄は長さ3〜12cm、基部に膜状の托葉があり、そのすぐ上に関節がある。
花は長い花茎の先に1〜10(-20)本の小花柄を出し、黄色で径3〜4cmの花を多数つける。花弁は5個、倒卵形で長さ1.5〜2cm、幅1〜1.2cm、基部に筋状の脈がある。萼は5個、披針形で腺毛がある。花柄は長さ20〜30cm、基部には葉柄同様の関節がある。
別名 キイロハナカタバミ
- 分布・生育地 :
南アフリカ原産 (国外:アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリアなどにも帰化) 道端、空地
- 花期 : 2〜5月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2019年4月28日 神奈川県川崎市 中・全体2 2020年3月22日 同 上 (上、中は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花1 2020年2月21日 長崎県福江島 左下・花2 2019年4月28日 神奈川県川崎市 右上・葉 同 上
- 撮影記 :
この花に最初に出合ったのは10年以上前、大阪府の団地の道端だった。
まず花が大きいのにびっくりし、帰化だったが初めて見るので撮影しようと思ったが、待ち合わせの車がやってきてそのままになってしまった。
元々は明治の中期に園芸植物として持ち込まれたものであるが、最初に九州南部に帰化し、その後西日本には所々に帰化している花のようだった。
住んでいる神奈川県にも帰化の記録があるのでそのうち見られるだろうと思っていたが、なかなか出合えずにいた。
GW、自宅近くの春の樹の花を撮影しようと普段と違う場所を歩いた所、団地の一角、小さな公園と雑木林との間に咲いているこの花を見つけた。
花の大きいのが特徴であるが、普通葉に紫色の斑点があることが他の仲間とは異なる。
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