- 科名・属名
: ケシ科 キケマン属
- 特徴
: 草丈10〜25cmの多年草。地下の塊茎から1本茎を出す。葉は1〜3回3出複葉で、小葉は線形から卵円形まで変化が多い。
花は、茎頂に青紫色の筒状花を多数つける。薄い色や白など色変わりも多い。
小葉の細い品種を、●ホソバエゾエンゴサク(f. lineariloba)といい、白い花をつけるものを、●シロバナエゾエンゴサク(f. albiflora)という。
- 分布・生育地
: 北海道〜本州(中部地方以北)
- 花期
: 4〜5月
- 撮影場所・月日
: 1992年5月3日 北海道旭川市嵐山公園 細葉 1990年5月6日 札幌市八剣山 白花 1990年5月13日 札幌市砥石山 右2枚は拡大写真あり(写真をクリック)
- 撮影記
:
本州中部以北から北海道にかけて分布しているが、上の写真のような群落は北海道でしか見られない。まだ他の花が少ない時期、地面を青く染めたこの花が、北海道の花見行の始まりだ。
葉や花色に変化が多く、細い葉(上中の写真)や白色(上右の写真)の株のほか、紫色の花なども見た。
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