ビロードボタンヅル(天鵞絨牡丹蔓)

Clematis leschenaultiana


ビロードボタンヅル

  • 科名・属名

  •  キンポウゲ科 センニンソウ属

  • 特徴

  •  つる性の低木。
     若枝や葉の裏面、萼片に黄褐色の毛が密生する。
     葉は3小葉からなり、やや歪んだ卵状楕円形〜卵円形で、長さ5〜9cm、幅3〜3.5cm。縁はやや粗い鋸歯があり、時に3裂する。花弁に密に淡黄色の軟毛が密生する。
     花は葉腋から円錐花序となり、釣鐘形で1〜3個つく。花はでやや褐色を帯びた黄色で、萼片は4個、先が反り返る。

  • 分布・生育地

  •  九州南部〜沖縄
     林縁や林中の木に巻きつく

  • 花期
  • : 11〜1月

  • 撮影月日・場所

  •  1994年12月25日  鹿児島県奄美大島
     中・花   同  上
     下左・果実  2008年3月1日  沖縄県国頭郡
     下右・葉 2014年1月22日  沖縄県名護市

  • 撮影記

  •  この花の写真を見かけることはあまりない。南方系の植物で九州南部より以南に分布している。
     初めてこの花に巡り会ったのは、12月の末の奄美大島であった。真冬にもかかわらずシャツ一枚でいられるような暖かい日、原生林内の林道を歩いている時、地元の花仲間が教えてくれた。
     張り出した枝に絡みつき、目の前にぶら下がって咲くこの花の名前を、それまで聞いたことはなかった。
     渋い黄色の色合いといい、ビロードの名の通りの柔らかな触感といい、素晴らしい花であった。ここで紹介できることを嬉しく思う。

    葉

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花

果実