ハナカズラ(花蔓)

Aconitum japonovolubile


ハナカズラ

  • 科名・属名
  • : キンポウゲ科 トリカブト属

  • 特徴

  •  つる性で蔓の長さは70〜150cmの多年草。
     茎はよく枝分れし、葉は3つに大きく裂け、さらに大きく裂ける。
     花は青紫色で、ややまばらにつく。花柄には曲がった毛がある。

  • 分布・生育地

  •  九州 藪や林の縁に絡みつくが稀

  • 花期
  • : 9〜10月

  • 撮影月日・場所

  •  1997年10月5日 鹿児島県

  • 撮影記

  •  トリカブトの仲間では唯一つる性で、九州に点々と産地が知られている。珍しさもあって盗掘され、今ではなかなかお目にかからない。
     鹿児島県のOさんから情報を頂いた際、「説明しても分るような場所じゃないですよ」と言われ、空振り覚悟で現地に赴いた。
     確かに目印ひとつない広い別荘地のなか、しらみつぶしに探して歩いた。やっとある草地のススキに絡み付いているのを発見した。
     見れば見るほど変わった生態である。自生の花は2度と見ることはないと思い存分に撮りまくった。

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