ヒエンソウ(飛燕草)

Delphinium ajacis


ヒエンソウ


  • 科名・属名 : キンポウゲ科 オオヒエンソウ属

  • 特徴 :
     草丈30〜90cmの2年草。栽培逸出。
     茎は直立し、あまり分枝はしない。
     葉は互生、根出葉は掌状に3裂し、裂片はさらに2〜3回深裂し、最終裂片は狭線形で先は尖る。茎葉は深裂する。
     花は茎頂に総状花序になって多数つき、長さ2〜3cm。花弁状の萼は5個で、上の一番大きい萼は長さ2cmになる長い距を後ろに伸ばす。花弁は中央に小さく突出する。花色は青紫色を中心に、青色、桃色、白色といろいろある。
     果実(袋果)は長楕円形、密に毛がある。
     別名 チドリソウ

  • 分布・生育地 :
     栽培逸出(南ヨーロッパ原産)(時に各地で逸出)
     空地、荒地

  • 花期 :   5〜7月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体 2022年7月2日  神奈川県中郡
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中・花、以下全て    同  上

  • 撮影記 :
     予報では最高気温は35度近いという梅雨の晴れ間、ある花の案内で神奈川県の低山に登った。
     暑さと薮蚊に閉口しながらも何とか目的を達成し、駅へ向かう途中の空地でこの花を見つけた。
     一見して園芸種の逸出とわかったが植栽ではないので、暑さでヘトヘトだったが気力を振り絞り撮影した。
     案内した方が花の名前を教えてくれたので調べると、明治時代に持ち込まれた南ヨーロッパ原産の園芸種だった。

  • 葉

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花1(青紫色)

花2(白色)