ヒキノカサ(蛙之傘)

Ranunculus ternatus


ヒキノカサ

  • 科名・属名
  • : キンポウゲ科 キンポウゲ属

  • 特徴

  •  草丈10〜30cmの多年草。
     根出葉は2〜4cmで掌状に裂けさらに細かく裂ける。
     花は黄色で光沢がある。根が紡錘状に肥大するのが特徴。

  • 分布・生育地

  •  本州(関東以西)、九州 
     日当たりのいい湿地

  • 花期
  • : 4〜5月

  • 撮影月日・場所

  •  2003年4月19日 茨城県水海道市

  • 撮影記

  •  川沿いの湿った草地に生えており、葉の形から和名がつけられている。どこにでもある花ではない。
     この写真を撮影した茨城県のある川沿いの草地では、春先野焼きをするようになってからこの花が急に目に付くようになった。 ヨシを利用しなくなって一年中草が生い茂るようになり衰退していたものが、野焼きで復活したものと思われる。
     珍しい植物について保護のため手をつけないと他の草に負けて消えてしまうし、何もしないと開発や盗掘にあってしまう。保護もなかなか難しい。

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