ヒメカラマツ(姫唐松)

Thalictrum alpinum var. stipitatum


ヒメカラマツ

  • 科名・属名
  • : キンポウゲ科 カラマツソウ属

  • 特徴

  •  草丈8〜20cmの多年草。
     葉は2〜3回3出複葉で、小葉は3〜8mm、小托葉はない。
     花は総状に10個程度つき、花柄は1〜1.5cm、果期には少し伸びて曲がる。花は黄緑色で、花糸は暗紫色で糸状。

  • 分布・生育地

  •  本州(中部)
     高山帯の砂礫地や乾いた草地

  • 花期
  • : 7〜8月

  • 撮影月日・場所

  •  2005年7月24日 長野県八ヶ岳
     アップ  同 上

  • 撮影記

  •  花の撮影を始めると、まず高山植物に目がむく。高山は、一時期に数多くの花が見られる絶好の花見場だ。
     私も、花の撮影は、日本アルプスから東北、北海道の山へと進み、高山植物はあらかた写したと思っていた。
     ところが、時間も経ちフィルムが変色しだしたことで再度チェックしてみると、初期の頃は特徴が見て取れない写真などが多いのに加え、未撮影種がかなりあることに気がついた。
     馬力で登った昔と違い、3000m級の山は身体にこたえるが、一つずつ未撮影種をカバーしていきたい。
     この花も、そんな目的で登った八ヶ岳の岩場で撮影したが、小さくて数も少ない。

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