ヒレフリカラマツ(領布振唐松)Thalictrum toyamae |
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草丈10〜20cmの多年草。 全体が小さく、葉は2〜3回3出複葉。小葉は円形〜楕円形で1〜3個、裏面は白く、縁には大きな円い鋸歯がある。 花は散房状につき、白色で直径1cm弱、花時も萼片が落ちずに残る。 果実(痩果)は5〜10個、扁平で側面に1〜3脈がある。 九州(佐賀県) 山地の岩上にごく稀 2005年4月29日 佐賀県 中 2014年5月5日 同 上 下左・花、下右・葉 同 上 佐賀県の一部にごく稀に見られるものの、盗掘により手の届く範囲にはない。 花期が6月と図鑑には書かれているが、花仲間の話では4月ということで、GWの花見行に組み込んだ。 見つかるかどうか、撮影できる所に咲いているか、いろいろ心配しながら急峻な岩壁を見上げると小さな白い花が見えた。 岩壁に取り付くと何とか近づける株があったものの、自由に撮影できる場所ではない。岩角や木の根に掴まりやっとファインダーを覗き込むと、萼片が落ちずに残る特徴ある花が目に飛び込んできた。 可憐ではあるが観賞用とは思えない花なのに、珍しいというだけで持ち去る人がいるのは悲しいことだ。 2014年、別の場所で大群落を目にした。まだこんな群落が残っているのかとホッとした。 同じ科の仲間の花 |
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