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- 科名・属名 : キンポウゲ科 キンポウゲ属
- 特徴 :
草丈25〜60cmの2年草〜多年草。
茎は下部からよく分枝し、開出毛が生える。
根出葉は1〜3個、葉身は広卵形、長さ、幅とも3.5〜9cm。1〜2回3出複葉、裂片は深く切れ込み、両面に伏毛がある。葉柄は長さ8〜15cm。茎葉は3全裂〜深裂、短い葉柄があるか無柄。
花は数個が集散状花序となり、鮮黄色で径0.8〜1cm、開出毛がある。花弁は5個、倒卵状楕円形、長さ約4mm、幅約2mm。萼は5個、卵形で背面に伏毛があり、反曲する。
果実(集合果)は倒卵状円柱形〜倒卵状、径7蚊等mm、果托には開出毛が生える。痩果は卵状、扁平で無毛、長さ約3mm。
- 分布・生育地 :
北海道(西南部)〜九州 (国外:朝鮮、中国、シベリア、アジアの東・南部) 日当たりのいい湿地
- 花期 : 5〜6月
- 撮影月日・場所 :
上・全体 2017年6月26日 山梨県南都留郡 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中・花、以下全て 同 上
- 撮影記 :
ある植物を探しに訪れた富士五湖、天気もよく富士の眺めが素晴らしい。
珍しいカヤツリグサ科の植物を見つけて余裕が出、他に何かないかと湖岸をブラブラと歩く。
すると、終わりがけのキツネノボタンがあり、楕円形の集合果をつけていた。この仲間は球形の集合果をつけるものが多く楕円形の集合果を持つのは本種しかない。探すと何とか花弁が残る花もあり撮影した。
この地の記録にもこの種があったので本種と判断したが、100%の自信はない。
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