オウレン(黄蓮)

Coptis japonica


オウレン1

  • 科名・属名
  • : キンポウゲ科 オウレン属

  • 特徴

  •  草丈15〜40cmの多年草。
     根出葉は1回3出複葉でやや厚く光沢があり、小葉は広卵形で3中裂し、不揃いで欠刻状の鋸歯がある。。
     花は雌雄異株で、花茎の先に3個横向きに咲き、径約10mm、白色または帯紫色で両性花と雄花がある。
     花弁状の萼片は5〜7個、花弁は5〜6個。
     袋果は、長さ10〜15mm、矢車状に広がる。
     別名 キクバオウレン

  • 分布・生育地

  •  北海道西南部〜本州(日本海側)
     山地の針葉樹林下

  • 花期
  • : 3〜4月

  • 撮影月日・場所

  •  1997年3月29日 新潟県弥彦山
     中、下 2009年3月21日 新潟県新潟市

  • 撮影記

  •  春先、新潟県の海岸近くの山にオオミスミソウを撮影に行くと、この花によく出会う。
     色鮮やかなオオミスミソウに対し、杉などのやや暗い樹林下に、この花はひっそりと咲いている。
     根茎は黄色で(和名の由来)漢方の胃腸薬として用いられている。

    葉

    同じ科の仲間の花
オウレン2

花