オゼキンポウゲ(尾瀬金鳳花)

Ranunculus granidis var. ozensis


オゼキンポウゲ1


  • 科名・属名 : キンポウゲ科 キンポウゲ属
     注.APGV分類では、学名(R. subcorymbosus var. ozensis)

  • 特徴 :
     草丈25〜55cmの多年草。
     茎はあまり分枝せず、葉柄とともに伏毛がある。
     根出葉は腎形で3深裂し、裂片はさらに切れ込み、先は鋭尖形〜鋭形、縁には卵形〜披針状卵形の鋸歯がある。
     花は2〜5個が集散状につくか単生し、花弁は5個、黄色、卵形で長さ8〜11mm、幅5〜7mm。
     果実(痩果)は卵状円形、縁取りがあり、嘴は明らかに反曲する。

  • 分布・生育地 :
     本州(群馬県) (国外:日本固有)
     多雪地の渓流際

  • 花期 :  7月

  • 撮影月日・場所 :
    上・全体1 2024年6月20日  群馬県尾瀬ヶ原
    中上・全体2、以下全て    同  上
    (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)

  • 撮影記 :
     群馬や福島にまたがる尾瀬ヶ原、2〜30回も通っているうちに興味の幅が広がり、スゲ科など目立たない花に目を向けるようになると、見えてくる花が変わってきた。
     この地の名が付けられたこの花も知ってはいたが、他に多くの花に目を奪われ見逃していた。
     今年こそはとキンポウゲの花に注意して見ていると、湿原の流れの畔でそれらしき花を見つけた。
     葉の形や茎の毛などをチェックし、本種ではないかと判断したが、100%の自信はない。

  • 葉

    同じ科の仲間の花
オゼキンポウゲ2

花

茎