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- 科名・属名 : キンポウゲ科 オオヒエンソウ属
- 特徴 :
草丈15〜40cmの1年草。帰化。
茎は直立し、上部で分枝し、短い屈毛がある。
根生葉は花時には枯れ、茎葉は2〜3回3出複葉で、小葉は菱状卵形〜三角状卵形で、長さ5〜11cm。小葉は羽状に切れ込み、先端は尾状に尖る。葉柄は長さ2〜6cm。
花は3〜5花が疎らな総状花序につき、花弁状の萼片は5個、菫色〜白色、長さ1〜2cm。雄しべは10個、葯は黒紫色、長い筒状の距がある。
果実は2〜3個に分かれた袋状になり、熟すと扁球形で黒褐色の種子を飛ばす。
- 分布・生育地 :
逸出帰化(中国原産)(本州(関東地方中心に帰化) (国外:原産地以外の分布は不明) 林間の陽地、草原
- 花期 : 3〜5月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2004年5月14日 東京都あきる野市 中・全体2 2024年4月25日 神奈川県川崎市 (上、中は拡大写真あり、写真をクリック) 左下・花 2014年5月27日 同 上 右下・葉 同 上
- 撮影記 :
この花を初めて見かけたのは、10年近く前、スミレ類を撮影に行った帰りに立ち寄った東京都の御岳渓谷であった。
すぐに帰化と分かったものの、調べても花の名前は分からなかった。
しばらくして中国原産の逸出帰化で、明治時代に渡来し東京大学の農学部跡で多く見られたとわかった。
葉がセリのように細かく裂け、花の形を燕の飛ぶ姿に例えてこの和名が付けられている。
他ではあまり見かけることもなかったが、最近は関東地方ではこの花をやたらに見かける。急速に増えているようだ。
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